2014年

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El Gallinero第9回公演

PIC-NIC 『戦場のピクニック』
作者:Fernando Arrabal(1932〜, España) フェルナンド・アラバール

 

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舞台はある国の戦場。鉄条網が張り巡らされる中、怯えながらうずくまる一人の兵士Zapo(サポ)。そこに彼の両親が弁当を持ってやってきて、楽しげにピクニックを始める。さらに敵兵のZepo(セポ)が現れZapoに捕縛されるが、両親の招きに応じてピクニックに加わる。爆撃機がやってきてもピクニックは続く。やがて、誰も戦争を望んでいないのだ、戦争なんかやめてしまえばいいとの父親の意見に一同賛同し、音楽をかけて踊りに興じるが、再び爆撃機がやってくる。

20世紀のスペインが生んだ劇作家フェルナンド・アラバールの名作戯曲。「戦場」と「ピクニック」という相対するものを一つの場面に組み入れ、人間の本質や現実の不条理さを表現している。この作品を通して、世界中でテロや戦争が絶えない今の時代を考えたいとの思いで、El Gallllineroはこの作品を選んだ。

公演日:2014年12月7日(上智大学10号館講堂 外国語学部語劇祭)
演出:安井紀生
出演:高橋さよ、沢田杏樹、村上莉奈、勝田将平、下脇ぽぷら、後藤友輔

OCW(Open Course Ware)から閲覧可能です。