自分から動く

田原沙耶

Hallo;)
ドイツ南部バイエルン州のEichstattに留学している田原沙耶です。もうすぐドイツに来て4ヶ月が過ぎようとしています。この町は、とーっても小さな田舎町で、住んでるいる人みながEichstattを愛している事が伝わってくるような素敵な所です。

 私の通うEichstatt大学では、留学生は主にエラスムスと言われるヨーロッパ人で、アジア人はほとんどいません。初めの頃は、自分が思っていた以上に周りの人が全く日本に興味がないことに驚き、悲しくなりました。ドイツ人、いやヨーロッパ人からみたら、アジア人はみんなとりあえず中国人にしておくみたいです。小さな子供やおじいさんに不思議な顔をして見つめられることもたまにあります。みんな東京といえば、ぁあ!となるので、大学が東京にあって良かったと心から思いました。また、大学には日本語学科がないために、タンデムを探すのも難しいです。今は日本語の授業があることを知り、そこに行ってやっと一人タンデムができました。日本語を学びたい、日本に興味があるドイツ人とドイツで話す喜びは、本当に格別でした!!

  色々簡単にはいかない事もありますが、小さな町なのでほぼ全ての留学生と知り合え、みな親切だし、一人一人チューターもついています。私のチューターはとってもフレンドリーで、彼女の故郷までドライブしてお泊まりしたり、プールやイチゴ狩りに連れてってくれたりします。とってもいい人に巡り会えたと思います!そして何よりこの留学での一番の思い出は、親友ができたことです。アメリカ人なのですが私とはいつもお互い拙いドイツ語で会話しています。先月は2人でパリへ旅行し、私の好きな歌手のライブも日本語が分からないのに一緒に楽しんでくれました。また、ついこないだ意思疎通が上手くとれずケンカもしました。彼女はもうすぐ帰国してしまうので本当に寂しいですが、絶対に日本に来てくれると言っているのでとっても楽しみです。

 ドイツでの生活は、自分から動かないと何もできないことを痛感する毎日です。パーティや遠足などに行かないと友達もできないし、自分から動かないとタンデムも作れません。友達になった留学生はみなこの夏には帰ってしまうので、後期はまた新たな気持ちで、もっともっと積極的に自分から動くことが目標です。

よく聞く話ですが、留学は良い事、辛い事を含めて本当に2度とない経験だと今実感しています。ヨーロッパの留学だと簡単に他国へ旅行できるし、その場でも沢山の文化、言語と直に触れ合え、本当に日本とは全く違う毎日です!私は部活もやっていたし、ギリギリまで留学するかしないか迷っていたのですが、今は来れて良かったなと心から思います。もし同じように迷っている人がいたら是非挑戦してみてほしいです。

この先も夏休みや秋学期、ここでしかできないことを存分に経験したいと思います!!ここまで読んでくださりありがとうございました:)

s-tabraa