四ヶ月の体験とドイツでの縁故

阿部裕太

Hallo!!
ドイツ語学科留学blogを読んでる皆さん、こんにちは。現在ケルン大学に留学している阿部です。日本出国から早いものでもうすぐ四ヶ月が経とうとしている今、ようやっと心身ともに余裕が持てるようになり、徐々にですが視野が広がってきてるのを感じています。そこで、この四ヶ月で体験した出来事の内の幾つかとドイツでの縁故について振り返ろうと思います(笑)

まず、フランクフルト空港直結のホテルに三泊だったのですが、ケルン大学入寮日にチェックアウト予定だったのでとても慌ただしく移動する羽目になりました。今でも前日にケルンに来ていれば、Wi-Fiを探し求めてスーツケースを半日も引きずる必要はなかったのに、と後悔しています。

そんな後悔も束の間、一難去ってまた一難とはよくいったもので、うっかり部屋の鍵を携帯し忘れトイレに向かったら、オートロックのため部屋に入れないという笑い話を実体験することに。。加えて、土曜日の夜11時ということで鍵屋を呼んだらなんと350€!!学割など無いのを承知の上で、電話など貸してくれたインドネシア人の隣人立ち会いのもと、値切り交渉しました。結果、300€(欲を言えば、200€だった…)までは下げられたので半泣きの状態で部屋に入りました(笑)

そして、つい先日、不在だった数日中にキッチン清掃の当番が回ってきており、不在のためキッチンが汚かったらしくペナルティー料金を払えという手紙が送られてきました(笑)こんなもの、共同生活の共有スペースを個々人がきれいに使えばいい話なのに、そうできない人がいる。これも共同生活の難しさだと日々学んでいます。罰金が僕にだけ科されるのは不服だったので不満を学生寮管理の部署にいいましたが、当番だったのは僕でしたので、やはり払うしかないようです。他にもパーティーをしてないのに「次にパーティーを開いて騒いだら、警察呼ぶ」という内容のメールも送られてきました(笑)共同生活は予期しないことばかりで飽きません‼

次にドイツで出会った人との縁故についてですが、まず感じたことは、ケルンという町には当然日本人観光客が多く来ますが、それよりもこっちで生活してる日本人が予想以上に多くみられることに驚きました。デュッセルドルフはいうまでもないでしょうが。滞在歴の長い方も多く、やはり日本人の情報網、コミュニティーをもっていました。異国の地だからこそ、コミュニティーの保持や情報の共有に余念が無いようにも感じました。実際、僕も以前からこちらに住んでいる方々からバイトの情報や手続き関連の情報も教えていただけて、とても助かりました。

こちらで引っ越すことになった方の手助けをしに行った際、知り合った日本人女性がいっていた言葉で今も脳裏に焼き付いている言葉があります。「一人で全部できる人なんていない。始めにきた誰かだって、助けを求めた相手は日本人じゃないかもしれないけど、誰かに必ず助けてもらって今生活してるんだよ。頼って助けてもらっていいんだよ。」と。この言葉を聞いたとき、僕は日本でもよく聞く台詞だと思ったけれど、どこか感じ方がちがったんです。それはたぶん色々な場面で情報、力添えをしてもらっていたから、実感していたからだと思います。例えば、鍵の一件で会って一週間と満たない僕に携帯を貸してくれたり扉を開けるのを手伝ってくれたインドネシア人学生、ビザ、授業登録などの

情報を共有してくれた日本人の方々、難しいドイツ語を翻訳してくれたドイツ人学生、イベントに呼んでくれる留学生達の存在です!だからこそ、あの言葉がすっと胸に収まったんだと思います。

留学や独り暮らしだからではなく、人と関わる際、様々な条件の善し悪しに関わらず人とのつながりを大切にしたい、とこの四ヶ月で痛感しています。今後は人を頼られ助けられるようにもなりたいです。一人繋がったらまた新たな人を紹介してもらえる、そんなことがこっちで生活する上でどれだけ心強くまた楽しいことなのか感じているそんな今日この頃です(笑)

また、旅行やお金の利用は、計画的に!!したいです。それと、隣人とは特に仲良くしていきたいですね。共同ならなおのこと。。

色々経験できたこの四ヶ月、今後はどんなことが起きるのか楽しみです(笑)皆さんも日々の生活を存分に楽しんでください!
Tschüss!! 

 y-abe