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学科紹介

ロシア語学科


飛躍するロシア。
きみもロシア語で飛躍!

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1. ロシア語学科へのいざない

 ロシアについて高いレベルで専門的かつ総合的に学ぶことのできる大学は、日本では、上智大学外国語学部ロシア語学科をおいてほかにはありません。本学科の目標は、日本とロシアの架け橋になる人材を育てるとともに、ソ連崩壊後の混乱から立ち直り、未曾有の経済発展を遂げているロシアを中心とするロシア・ユーラシア地域の歴史・政治・経済・社会に精通し、ロシア・ユーラシア地域の人々の文化や精神性を理解し、とくに、日本とロシア・ユーラシア地域、世界との関係を自ら積極的に構築できる人材を育成し、優れた実務家、ロシア語とロシア・ユーラシア地域研究の専門家を養成することにあります。

 ロシア語は、インド・ヨーロッパ語族のスラヴ語派に属す言語のひとつです。話者人口は約3億人です。本学科では、1年次および2年次のあいだは、このロシア語を習得するために、必修科目の基礎ロシア語の授業が毎日あり、複数の専任教員によって、文法、会話、講読をバランスよく組み合わせて、密度の高い教育が行われています。また、会話クラスでは、教育効率を考えて、十数人の少人数制をとっています。このようにして、基礎段階の語学学習に力を入れるとともに、3、4年次では、さらに高度な語学能力を身につけるための科目と、幅広いロシア地域研究科目を提供しています。また、1学年の定員が60人(2012年度から。2011年度までは50人)という小規模な学科ですので、学生と教員の関係が緊密なことも、本学科の特徴です。

2. ロシア・ユーラシア研究コースの教育・研究上の理念

(1)ロシア・ユーラシア地域に関する豊かな知見を有し、さまざまな価値観をもった人々、さまざまな特質をもった社会と、柔軟な姿勢で向き合うことができること。

(2)ロシア・ユーラシア地域の歴史、政治、経済、社会、文化などを幅広く学び、教養を深めること。
(3)ロシア・ユーラシア地域に関わる事象について、ロシア語を中心とする高度な外国語運用能力に基づく的確な調査、分析、考察を行うこと。
(4)ロシア・ユーラシア地域を内在的に理解することができるとともに、普遍的でグローバルな視点からロシア・ユーラシア地域を客観的、批判的に考察することができること。

3. カリキュラム

【基礎ロシア語】

 1・2年次は、「基礎ロシア語」を学びます。1年次春学期から2年次秋学期まで、1学期ごとに、1週間に6コマ、合計540分からなる「基礎ロシア語I-1」「同I-2」「同II-1」「同II-2」を順番に履修していきます。「基礎ロシア語II-2」の履修が終了する2年次終了時には、ロシアに留学し、現地で生活していくのに困らないだけのロシア語力が身についているはずです。

【3年次以上のロシア語研究科目】

 3・4年次のロシア語は、学生の関心に応じて選択することができる「ロシア語研究科目」となり、これらの科目を少なくとも12単位履修しないと卒業できない制度になっています。ロシア語研究科目には、講読系の科目、会話系の科目、作文系の科目、文法系の科目、通訳系の科目があり、さらに、例えば講読系の科目でも、文学作品を読むものから、経済・政治・安全保障関係の文献を読むものまで、多様な科目が揃っています。

【ロシアの地域研究に関する入門科目】

 1年次には、必修科目として、「基礎ロシア語」のほかに、「ロシア地域研究方法論」があります。この科目は、パソコンでロシア語の入力をしたり、インターネットでロシア語のホームページを閲覧したりするスキルを含め、ロシア語学科生向けの情報リテラシー・メディアリテラシー・調査研究の方法・プレゼンテーションの技法を学ぶものです。このほか、ロシアの歴史・政治・経済などの基礎を学ぶ「ロシア地域研究入門1」「同2」、ロシアの文化・芸術を学ぶ「ロシア文化入門1」「同2」などが選択科目として提供されています。

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