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ポルトガル語圏世界への50のとびら

 

このほど上智大学出版から『ポルトガル語圏世界への50のとびら』が刊行されました。

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ポルトガル語学科は、一昨年に1964年の創設から50周年を迎えましたが、それを記念して、同学科の教員が総力を挙げて編纂したのがこの本です。

ポルトガル語は、その発祥の地ポルトガルはもとより、南米大陸のブラジルのほか、アフリカのモザンビークやカーボベルデなど、そしてアジアにはマカオや東チモールというように、4つの大陸にまたがる広大な言語圏を形成しています。また、日本国内にも日系人を中心とするブラジルに出自を持つ人たちのコミュニティが数多く存在します。その例として、静岡県浜松市や群馬県大泉町の名前を聞いたことのある人もいらっしゃると思いますし、実際にそのような人たちの存在を身近に感じている人も少なくないと思います。

ここ数年は、サッカーのワールドカップや開幕迫るリオ・オリンピック、そして豊富な天然資源を背景にしたブラジル経済への注目から、ポルトガル語への関心も高まってきましたが、この言語を使ってこれら50の「とびら」のどれを開けても、そういった「目の前のこと」を大きく超えた、豊穣な世界が広がっています。本書を通じてこの「豊かな世界」の片鱗をぜひ垣間見ていただければと思います。

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