上智大学経済学部

上智大学経済学部

経済学部長挨拶

経済学部長挨拶

広い視野と先見性を持ち、国際的な場で活躍するリーダーとなる人材を育成する
経済学部長
青木 研

上智大学経済学部の成り立ち

上智大学は、ローマ教皇から「日本に高等教育機関の設立を」の命を受けたイエズス会員の手によって1913年に開校されました。しかし、その志の起源は遙かに古く、1549年に来日したイエズス会宣教師フランシスコ・ザビエルにまで遡ります。フランシスコ・ザビエルは、イエズス会員にあてた書簡の中で、日本人の資質を高く評価し、日本にヨーロッパの大学のような機関の設立をと提言しています。それが今日の上智大学の端緒となっています。上智大学というと、外国語教育に長けたグローバルな大学というイメージがあるかもしれませんが、むしろそのイメージ以上に、グローバルな背景と長い志の歴史を持った大学なのです。また、上智大学は開学当時、哲学科、ドイツ文学科、商科の3つの学科で構成されていました。この「商科」が源流となり、現在の経済学部へと繋がっています。

上智大学経済学部の教育について

上智大学経済学部は、経済学科と経営学科の2学科から構成され、両学科をあわせた定員は330人です。経済・経営・商学部をあわせると1,000人を超える規模の私立大学が多い中で、極めて少ない定員を維持しています。このことは、学生と教員の間で文字通り顔の見える教育の実現を意味します。また同一学部内に経済・経営学科を持つことから、学科の垣根を越えての科目選択が容易です。経済学・経営学の幅広い科目の中から、学生が自身の関心にあわせて主体的に履修科目を選択することができます。この点は 3~4年次のゼミナールについても同様で、学科の枠を越えて所属ゼミを選択することができます。顔の見える教育を実践することで、学生の主体性に重きを置いた教育を実現しています。

上智大学経済学部の新たな取り組み

上智大学経済学部は「広い視野と先見性を持ち、国際的な場で活躍するリーダーとなる人材を育成する」ことを学部の教育理念としています。この理念を達成するためには、第1に経済学・経営学それぞれの学問分野の高等教育における標準的な知識を身につけることが必須です。経済学部では経済学・経営学の基礎から応用までを段階的に学ぶことができるカリキュラムを準備しています。

さらに経済学部では、グローバル化、あるいは反グローバル化の動きの中で激しく変化する社会に対応し、より実践的で柔軟な教育をおこなうべく新たな取り組みを行っています。例として 1) 経済学部・経済学英語特修プログラム:英語で経済学を学ぶプログラムで、優秀者には認定証を授与(経営学英語特修プログラムは2018年に開設を予定)、2) 寄附講座・連携講座として、ビジネスの第一線で活躍する実務家による講義を多数開講、3) 早期卒業制度:成績優秀者は3年間で卒業できる制度などの取り組みを行っています。早期卒業制度を利用することで、大学で身につけた力をいち早く社会で発揮する、さらに早期修了制度を設けている本学大学院経済学研究科(博士前期課程)で、1年間での修了を目指して学べば、最短4年で学部(学士)と大学院(修士)の学位を取得することも可能になります。

また、上智大学は、文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援事業」に採択されています。経済学部ではこの事業の一環として、英語の授業科目のみで学位を取得するコースの開設を2020年に経済学科で、さらに2022年には経営学科で予定しています。

新たな「知」の創造と伝達

大学は、新たな「知」を生み出し、伝達する場です。そしてその「知」を実践の場で活用できる人材、さらには「知」の生産に貢献できる人材を育てる場でもあります。今日、社会の変化するスピードはますます速くなってきており、そのような社会では定型化された行動でなく、状況に応じて自ら判断し行動することが必要になってきます。その拠り所こそ「知」であり、大学で「知」を身につけることが、ますます重要になってくる社会に私たちは生きています。

上智大学経済学部は、大学の設立当初から存在する学部として、これまで実業界、官界、学界へ多くの人材を輩出し、新たな知を生み出してきました。このような経済学部の誇りある伝統を継承し、さらなる飛躍をめざして、教員一同、研究と教育の向上により一層努力して参りたいと思います。